活用方法
CAPプログラムの柱の一つ、保護者(地域)ワークショップは、しつけなどの悩み、虐待防止、不審者予防等、保護者の方のためのワークショップです。子どもワークショップとセットで受けていただくことも出来ますしPTAなどで講演会などをされるときにご活用ください。
内容の説明
保護者ワークショップは、次のような内容になります。
実施形態:人数制限なし
実施時間:90分から120分(実状に応じてご相談ください)
保護者ワークショップ(基本の形) |
(1)「CAP」と「CAPプログラム」
(2)「暴力」って何? (3)子どもワークショップの模擬体験と解説 子どもの人権:「あんしん・じしん・じゆう」の「けんり」 「いじめ」「誘拐」「性暴力」の一つをロールプレイで体験 (4)子どもへの関わり方 「あなたは大切な人」であることを子供に伝える事の重要性 肯定的な関わり方 聴く・ほめる 地域としての子どもへの関わり方 |
次の様な内容をさらに詳しく又は追加して実施することも出来ますのでご相談ください。
◆しつけについて
◆虐待防止
◆不審者対策
◆子どもがいじめを受けていたら
◆メディア(ネット被害)
◆男らしさ・女らしさ(ジェンダー)
保護者向ワークショップの時間は約2時間程度、講演+ワークショップ形式で進めます。
◆申し込みから実施までの流れ・料金の説明
※ 内容、テーマなどについて、打ち合わせの時間にご要望をお伺いすることが出来ます。
ワークショップの料金
✿保護者(地域)ワークショップ・・・3万円(人数に制限なく1回の料金です)
✿子どもワークショップ:*いずれも1クラス単位の料金です
CAP就学前プログラム・・・3万円
CAP小学生プログラム・・・3万円
中学生暴力防止プログラム(2日間)・・・6万円
障がいのある子どもたちへのプログラム(3日間)・・・6万円
社会的養護のもとに暮らす子どもへのCAPプログラム・・・年齢及び回数等によって変わりますのでご相談ください
※障がいのある子どもたちへのプログラムは啓発期間として2万円で実施致しますので是非この機会にお申し込みください。(2018年度まで)
※交通費は別途実費を頂きます。
※料金はご相談に応じますのでまずはご連絡ください。
◆保護者の声
2012年から3年間実施した福知山市から委託を受けた「いじめ根絶事業」でアンケートを取らせていただきました。
その中で学校内での授業だけでは教えてもらえない事も多く、人の命の大事さや人の気持ちが解る事の大事さを改めて学ぶことが出来、自分たちの子どもにも是非子どもワークショップを受けさせたいとの多くの声を頂きました。
◆CAPプログラムを受けてくれた子どもたちの声
CAPプログラムを受けてくれて1か月が経過してからの子どもたちの声です。
- いじめている友達に、「人の嫌がることをして権利を取ったらダメだよ。」と言って、友達を助けた。CAPの授業で習ったから言えた。
- 嫌なことされた時、嫌な気持ちになったから、「いや」と言ったら、やめてくれてすっきりした。
- おかあさんに困っていることを相談したら、ちゃんと聴いてくれて「安心・自信・自由」の気持ちになった。
CAPプログラムを受けた子どもたちは、こんなふうにCAPプログラムを使って、自分や友達の権利を守っています。
でも、こんな声もありました。
○お母さんと言い合いになった時に、「誰でも権利があるんやで」といいました。
でも、お母さんからは「あなたにはそんな権利なんかいらんし、関係ない」と言われとても悲しかったです。
そんな時、CAPはお母さんたち保護者のみなさんへこんな話をします。
⇒子どもも一人の人として尊重される存在です。おとなが子どもの話に耳を傾けてあげること、それが一番大切はことです。でも、おとなだって時には怒鳴りたくもなるし、子どもの気持ちを聞いてあげる余裕のないこともあると思います。保護者の皆さんもきっと毎日どうやっていいのかわからないことでいっぱいですよね。同じように子育てに悩んでいる保護者の方たちみんなで、そんな悩みを持ち寄って子どもへの接し方、子どもの話を聴いてあげるということ、一緒に考えてみませんか?何度もワークショップを重ねることで、きっと見えてくることいっぱいあると思います。
そして子どもたちにはこういいます。
⇒話を聴いてもらえなくて悲しかったね。きっと先生やあなたの周りの他のおとなの人で聴いてくれる人は必ずいるよ。私たちもあなたのお話しちゃんと聴くからね。あきらめないでね。
子どもは、嫌なことがあった時やどうしていいかわからない時に、話すことで気持ちを整理し考えて行動します。まずは、子どもの話に耳を傾けて、気持ちを聴いてあげてください。そういうおとなを増やすのが、保護者(地域)ワークショップです。どうぞご活用ください。