◆CAPプログラムとは
CAPプログラムとは子どもがいじめ・虐待・体罰・誘拐・痴漢・性暴力など様々な暴力から自分の心とからだを守る暴力防止のための予防教育プログラムです。
そして、CAPプログラムは「子どもの大切な3つの権利(あんしん・じしん・じゆう)」をいじめ・虐待・性暴力などの暴力で脅かされることから子どもを守るために何が出来るのかを、保護者、地域のおとな、教職員、そして子ども自身に伝え、共に考える中で、子どもの人権意識を育て、子どもの”内なる力”を引き出す役目を持っています。
そのため、CAPプログラムでは
- 教職員ワークショップ
- 保護者(地域)ワークショップ
- 子どもワークショップ
の3つのワークショップで暴力防止にアプローチしていきます。これらのワークショップが地域・保護者・学校それぞれにおいて繰り返し実施されることで、よりCAPプログラムを活かすことが出来るのです。
◆ CAPプログラムの特徴
- CAPプログラムはいずれもワークショップ(参加型学習)形式をとっています。参加者が主体的に取り組み、自ら考え、意見を述べ、ロールプレイ(役割劇)に参加する方法で進んでいきます。
- 子どもワークショップを通して、直接子どもにアプローチすることで、子ども自身が暴力から自分を守る力を身につけることが出来ます。
◆ CAPプログラムで大切にしている3つのこと
- 人権意識・・・人権意識を育てる 生きるために必要な3つの権利(安心・自信・自由)について学び、自分がかけがえのない存在である事を知り、自分を守る力にします。
- エンパワメント・・・問題解決能力を引き出す ロールプレイ(役割劇)や話し合いを通じて、子どもたちがもともと持っている「内なる力」を引き出し、行動の選択肢を増やします。
- コミュニティ・・・家庭・地域・学校をつなぐ 子どもたちの安全のためには、おとなの力が不可欠です。子どもをサポートする家庭・地域・学校の力を豊かにつなぎます。